ジョイサウンドのカラオケに行ってきた。

主題歌を歌う時にアニメ映像が流れるようになったと聞いたのでやっと歌ってきた。
本編を知ってる人が映像をつけてくれているようであっていた。歌が終わった後には映画のCMも入っていた。
全体的に、使われている映像はDVD/BDの修正版ではなく、放映時のもののようだ。




「again」
主に使われているのは、2話・4話・5話・7話〜11話・1クール目OP映像。
兄弟をメインにしつつ、ウィンリィマスタングとヒューズのシーンも多く使われている。
初期のアバンで使われていた人体錬成陣が光るシーンから始まり、1クール目OP映像が流れだす。最後は11話の、兄弟が再び旅立つシーンで〆。
1番目の後の間奏でニーナの映像が流れてうわあああとなった。


1回目の「帰る場所もないの〜」で、燃えるエルリック家、「優しさにはいつも感謝してる〜」で、燃える様子を見ながら泣くウィンリィ、と続いていくのがよかった。


「強くなりたい〜進むために」のあたりで、2話の12歳ウィンリィの横顔と、8話の現在のウィンリィの横顔が使われる。二つの横顔を重ねるように映像が切り替わり、成長の様子が表わされているよう。
「謝らなくちゃいけないよね〜」では、11話の銀時計をこじ開けたシーンも挟まれ、銀時計を勝手に開けた事を謝りたい、みたいな感じになっていた。


歌が2番目に入ってからの、アルとエドのシーン→エドウィンリィのシーン→ウィンリィとヒューズのシーン→ヒューズとマスタングのシーン、とキャラがバトンを渡すようにシーンが切り替わっていくのが良かった。
「目を覚ませ 目を覚ませ〜」にヒューズ死亡シーンが入るが、ここでこの映像が入ると、歌詞が違う意味に聞こえてしまう。




「嘘」
主に使われているのは1話・2話・6話と、1クール目ED。
走る列車のシーンからはじまって、最後は6話の、ウィンリィに「いってらっさい」される兄弟の姿で終わる。兄弟を中心に構成されていた。
エドが自分の血で、アルの魂を定着させるための錬成陣を描くシーンは「again」の方でも使われていたものだ。


この歌はフルで聴いて本編に照らしあわせると、まるでエドとアルが元の体に戻れない上に二度と会えなくなる、という感じの不吉ソングなのだが、映像で見てもやっぱりそんな感じがしてしまうw アニメと切り離して聞けば、恋を失ったが前向きに生きていくよという曲なのだが。
「いつかまたねと手を振りあったけどもう逢うことはないでしょう〜」で、エルリック家の家族写真と墓前のエドが映るのは切なくて良かった。だが、その下りにエドとアルとウィンリィが会話しているシーンも入っていて、三人がバラバラになってもう生涯会えないみたいな雰囲気を醸し出しているのはww


サビが「あの日見た空茜色の空〜」なだけあって、夕映えの中を走る列車のシーンや、夕暮れの墓参りのシーンなど、茜色の空をしたシーンがチョイスされていた。




「ホログラム」
主に使われているのは18〜21話・2クール目OP。
クセルクセス遺跡のシーンからはじまったのに、おおっとなった。〆は、アルの体と再会したエドが、必ず迎えに行くと誓うシーン。
歌の1番目は、19話のマスタング大活躍シーン中心。2番目は、25話あたりの腹の中シーン中心。2クール目の大きな見せ場といったら、やっぱりそこらへん。
ラスト消滅シーンは、指先(?)が崩れて行くところまでは映ったが、顔が骨になるあたりまでは出なかった。あそこ好きだったので少々残念。顔面が焼け落ちるシーンとかもなかったし、派手なシーンでもグロテスクなところは使わないようだ。全身がグロい真エンヴィーが規制されなくて良かった。
ラース→エンヴィー→グラトニー→ラスト、とホムンクルスの顔アップ順々に出てくるところが好き。




「LET IT OUT」
主に使われているのは16話・22話・23話・2クール目ED。
ウィンリィ中心で、エドとの仲がクローズアップされたような構成だった。これは見ていて恥ずかしい。
元々この歌は、アル視点を意識して作詞したとの事で、主題歌集CDに付属されていた映像では、アルのシーンが集められていた。だがカラオケの映像は、歌詞をウィンリィ視点と受け取ってつくったようだ。ED映像がそんな感じだったからかな。EDは、ホーエンハイムの背中を見ていた兄弟が、同じようにウィンリィに背中を見られる側になるという感じだったなー。
23話の、車の中で回想をしているウィンリィのシーンからはじまり、23話最後でのエドへの思いに気づくウィンリィのシーンで終わる。
「本当は恐いよ だけど生きてく〜」で生前のヒューズとロックベル夫妻の姿を回想させるのが切ない。




「ゴールデンタイムラバー」
主に使われていたのは28話〜37話・3クール目OP・初期に使われてたアバン。
「女神のように笑みを浮かべ〜」で、エドの回想シーンのウィンリィとアルの姿を流れるってのはどうなんだろうw アルが女神か……。


一番最初に出てくるのは、1話でアイザックが用いていた、セントラルシティを囲む錬成陣。35話あたりでアイザックについて回想する箇所があったから、そこら辺から持って来たのか。
続いて、初期に使われていた「錬金術とは物質を理解分解再構築する科学なり」と朗読される際に出ていた映像が流れる。それぞれの曲に、時期にあわせた映像を使っていたのでなんでだろうと思ったが、あっていた。3クール目のあたりでもこの映像が流れていたところあったっけな?
バトルシーン多め、ホムンクルスやキンブリーなど敵キャラ多め、ブリッグズ軍多め。〆は37話の、青空を見やるオリヴィエとバッカニアだった。お父様がいっぱいでていて楽しかった。
間奏部分でランファンの「待っていろ魔窟の住人ども」のシーンが入っていて嬉しかった。貴重な洋装ランファン可愛いよランファン。




「つないだ手」
主に使われていたのは27話・29話・36話・3クール目ED。
1番目はエドウィンリィが多く、2番目はホーエンハイムとトリシャ、及びエルリック家が中心。
1番目はほほえましかったが、2番目は切ない。ラップっぽい部分は歌詞が現代的すぎてあまりあわないと思うのだが、それ以外はストレートにラブソングしているから、恋愛色の強いシーンを重ねるとしっくりくる。
3クールED映像ではウィンリィエドらしき人物相手に電話で会話するカットがあるが、そのシーンを補強するがごとくに、29話での電話シーンが挟まれている。
27話の若トリシャとホーエンハイムが手を重ねあわせるシーンとか、まさに「つないだ手」だった。




「Period」
主に使われていたのは、39話・47〜52話・4クール目OP。4クールのあたりからは色んなエピソードが同時進行で繰り広げられるから、どのシーンが何話にあったかうろ覚えになってきている。
プライドさんの出番が多かった。periodとprideって字面が似ているような気がしないでもない。プライドを取り囲んで戦っているシーンが長く続く。家のモニターより画面が大きいから戦闘シーンが楽しかった。
プライドの影に捕まったグリリンを助けるべくランファンがクナイを抜くが、左腕の付け根が痛んで体制を立て崩し、エドに救われるという一連の流れ、こんなにきれいかつよく動いてたっけな。既視聴者だから当たり前なのだが、台詞がなくても映像だけで流れがわかるようにできてるもんなんだなー。見直したい。
「愛に満ちたぬくもり体中かけめぐる〜」で、グリリンがデビルズネストの仲間たちを思い出すシーンが映るのがあっていた。それが途中からは、地下道でマスタングと部下たちが誓いを立てるシーンに切り替わるのがまた良い。


最後はプライド捕獲のために閉じこもることとなったアルにエドが話しかけるシーンが映り、OP4終盤のシーンに切り替わって〆。色んなキャラを出しつつも兄弟が主軸という本編に沿っている感じだった。




「瞬間センチメンタル」
主に使われていたのは、39話・41話〜45話・4クール目ED。
41話のエドの腹が大変な事になるところが使われていたが、グロ規制のためか直接的なシーンはなく、なんか口から血を出していると思ったら腹から青い光を放ち始めた、という風に見えて面白かった。


エドVSキンブリー、ブリッグズでのエンヴィー戦、再開したアルとホーエンハイム、約束の日の前のエドウィンリィ、が中心。全曲の映像編集している人が同じかは知らないが、編集してる人はウィンリィ好きなんだろうか。ウィンリィの登場話が全部使われていそうな勢いを感じる。
エンヴィーの人気は主に普段の人間姿にあると思うのだが、大きい姿がよく使われるなー。迫力あるからか。エンヴィーさんにはすまないが、巨大なものを小さな人間が倒すというのは見映えが良いのでエンヴィーがフルボッコにされてる回は好きなのばかりだ。エンヴィー戦でのスカーさんとマルコーさんのかっこいい姿が映っていてよかった。映像は放映版のものだから錬成光にディレイがかかりまくっているのは残念。




「レイン」
主に使われているのは54話〜64話あたり・5クール目OP。
53〜54話でのエンヴィー相手のマスタング無双をどこかで使ってほしいなと思ったがなかった。エンヴィーが精神的にフルボッコにされて泣いてるところはあったが。終盤でのエンヴィー戦、ラース戦、プライド戦、とホムンクルスとの戦いの映像が続く。
「やっと見つけた新しい朝は月日が邪魔をする〜」で若お父様と、カウンターの錬成陣が発動するシーンが流れる。そのせいで歌詞が、「やっと新形態に変身できたのに、ホーエンハイムが月日を重ねて造った錬成陣に邪魔された」というお父様の嘆きのように思えたw お父様だってこつこつやってきたのに可哀想にw


グリード消滅シーンの、エドやリンの姿が走馬灯のように流れていく演出は、グリードがエドに仲間になれよと誘われているシーンでの、デビルズネストの面々を思い出す走馬灯のような演出と同じなんだなーと今更気づいた。回想部分が半透明で前面に流れていくという演出。
グリードが消えていく姿の表現は修正版の方が断然かっこいいと思うが、放映版でも悲しい。リンの左手からウロボロスの紋が塵となって消えていくのも。
〆の部分で64話のロックベル家の扉が映る。今まさに兄弟が帰ってくるところという感じ。




「RAY OF LIGHT」
主に使われているのは55話・63〜64話・5クール目ED。
「今なら少しだけわかるような気がした〜」で、ホーエンハイムに向かって泣き叫ぶエドのシーンが入るのがあっていた。ホーエンハイムは、抱えている複雑な事情や誤解を取り除いても、なお真っ当な父親というには色々と瑕疵があったが、このシーンでエドはそこら辺も含めてホーエンハイムの人となりをわかり、自分の父親として扱うようなった。アニメは漫画と比べると、ホーエンハイムのちょっとだめな部分を削ったり改変したりしていたなー。どちらも好きだ。根幹は変わっていないし。


最後は、最終話での旅立つエドとアルが映る。つくづく汽車シーンが多いアニメである。エドの旅立ちのシーンは、プロポーズシーンをすっ飛ばしてウィンリィを抱きしめていた。赤面して取り乱しながらのプロポーズシーンがないと、エドがすごいスマートイケメンに見える。




映像の配信期間が書かれていないという事は、期間限定なわけではなく、グッズ応募企画が終わってからも配信し続けるのだろうか?
メドレーは何故か4クール目までの主題歌しか入っていないが、どうせなら5クール目も足したメドレー改をつくってほしい。