「約束の日へ」のタイトルコールをコンプリートした
『鋼の錬金術師 FULLMETALL ALCHEMIST 約束の日へ』のタイトルコールを今更ながらフルコンプした。
ちょこちょこっと進めつつ二周目を終えたが、まだ色々と取りこぼしがあるので全イベントコンプには至らず。またいつか三週目に行く予定。
東方司令部VS北方司令部というオリジナルイベントがあるらしいのでそれをしたいのだが、そのイベントを開放するにはブリッグズ編あたりまで進めなくてはならず、遠い遠い……セーブをこまめにしていればよかった。
タイトルコールはゲームのスタート画面にて、キャラがタイトルを読み上げるというもの。
単独キャラだとエド・アル・ウィンリィ・マスタング・リザ・アレックス・イズミ・リン・ランファン・メイ・スカー・ラース・ラスト・グラトニー・エンヴィー・グリード・お父様がある。
残念ながら主要キャラの中でもプライドやホーエンハイムはタイトルコールがないどころか、本編では声が一切なかったりする。一番よく声が聞けるのはナレーションを務めるお父様かもしれないｗ
複数キャラのタイトルコールでは、一緒に読み上げた後にキャラ同士の会話が披露される。以下はその会話の感想など。
エドとアル1
アニメが云々、前のゲームの『背中を託せし者』が云々と、メタ発言が多い。
ゲーム本編を進めていくうちに取得するものではなく、初期から入っているタイトルコール。
アル様クール。
エドとアル2
これもまたメタなネタ。
アルが「ふぁーっす！」と呼びかけ、いきなりのその発言に戸惑うエドに「ボクらの挨拶はいつもこれだったでしょ」などと言いだす内容。
『ラジオFA宣言』上での挨拶が「ふぁーっす」だったのが由来。「FA」→「ふぁ」なため。知らない人はアルが乱心したとしか思えないｗ
ラジオは保存しておいたものの、ごたごたがあってファイルがどこかへ行ってしまった。整理してちゃんと聞きたい。でも全回は保存していないのでCDとか出ないだろうか。ちょろっと調べたところ「音泉」というサイトに有料登録すると聞けるらしいが。
エドとウィンリィ1
ウィンリィは元気だが、エドの方は、何度もタイトルコールをして面倒だからと、ものすごくやる気のない声をしている。
「贅沢言って あんたは出番が多いからいいけど、あたしなんかあんた達がリゼンブールに来るまで存在すら忘れられてるんだから！」
「……忘れてないよ」
「えっなんか言った？」
慌ててなにもいってないふりをするエド……と続き、カップル好きがとてもみなぎるやりとり。ういういしい。
このゲームは、エドとウィンリィに限らず、けっこうカップル好き向けのネタが多い。ゲーム性よりも、そういう要素に釣られて購入した人が多そうだ。釣られたけどエサが美味けりゃそれでいい。
エドとウィンリィ2
エドとアルのタイトルコールはｷﾘｯとした感じの読み上げだったが、このタイトルコールはエドもウィンリィもちょっと暗い感じ。
会話内容は時系列としては「今度お前を泣かせる時は嬉し泣きだ」の後ぐらい。
兄弟の置かれている状況を重く捉えて落ち込んでいたウィンリィだが「いつでもエドとアルが笑顔で帰ってこれるようにあたしも笑顔で待ってる」と再び前向きになる。
ウィンリィがかわいくてうぃんうぃんする
エドとロイ1
両者のタイトルコールがハモらずにずれているｗ
マスタングがかっこつけたように言うので、エドがペースをかき乱された様子。「イケメン」を自称したりマスタングが調子に乗っている。
恒例（？）の嫌味の言いあいのようになり、続きは、アニメではやらなかったがゲームだと回収されている鋼VS焔イベントへと続く感じに。
エドとホークアイ
カップルネタが濃い。エドがリザとマスタングの仲について聞き、ごまかすようにリザが逆にエドとウィンリィの仲を聞き返すという流れ。
漫画ではリザとマスタングの過去の関係をエドがどこまで知っているかは不明だが、ゲームではリザがその事をハッキリと話すイベントがある。そのイベントの続きのような感じの会話内容になっていた。
軍に入る前には互いになんと呼び合っていたのかをエドに聞かれ、リザは「マスタングさん」と呼んでおり、マスタングには「リザ」と呼ばれていたと話す。今はどう呼び合っているかについては濁すリザの笑い声が艶めかしい。
エドとアルとイズミ
コール部分は兄弟のみ、読み上げ後の会話部分にイズミ参入。
コールをぴったりハモれるように、兄弟は何百回もイズミに練習させられたらしい。
エドとアルとアームストロング
こちらは三人でコール。暑苦しい。
会話内容はイベントで兄弟がキャスリンと会った後のもの。時系列としてはオリヴィエがまだ登場する前。
「あれは我がアームストロング家の中でも異端であるかもしれない。あらゆる意味で桁はずれな人だ」
とアレックスはオリヴィエについて語るが、その見解はけっこう意外だった。アームストロング家自体がかなり異端で桁はずれな存在という認識だｗ
エドとアル3
ちょっと重い感じのタイトルコールから始まったが、やっぱり会話内容はギャグ寄り。
『暁の王子/黄昏の少女』のネタもちょろっとある。
「これから先ピーに呑みこまれたり、ピーに監禁されたり、ピーでピーになったりピーと一緒にピー……」
と、先の展開をエドが語ろうとするたびにアルが「ピー」と言ってネタバレ防止するのが面白かった。
アルとウィンリィ
アルがウィンリィとエドの仲をひたすらからかいまくる内容。「ふっふふーん」というアルの含み笑いがかわいい。
「なにブロッシュ軍曹みたいな事言ってんのよ」とウィンリィがアルに言い返すが、数えるほどしかブロッシュとは会ってないのにウィンリィの中ではそういう印象の人になってるのか……
アルとメイ
アルとメイの声が可愛いよﾊｧﾊｧ
会話部分ではシャオメイも登場。シャオメイとアルは中の人が同じ。
時系列としては、メイがアルにデレるようになった辺り。やけに素直になついてくるようになったメイにアルが動揺する。デレデレモードのメイがすっかり板についているが、そういえば初めの頃はツンツンしてたんだよなー
アルの体がどうなってるかまだよくわからない時期だが、メイは腐ってても金髪イケメンなら大丈夫らしい。すごいよメイちゃん「防腐剤を用意してお待ちしていまス！」と明るく言っちゃったよ。既に腐っている物に対しては防腐剤使っても意味ないんじゃないかメイちゃん。
アルとランファン
会話の時系列は、リンがグリリン化した後ぐらい。
ゲームイベントでランファンがメイド服を着用した事にふれ、アルがもう一度平和にメイド姿が見たいともらす。アル様の言動が天然たらしで困る。他意はないのだろうが、発言が一々ランファンを口説いているように聞こえた。
ウィンリィとホークアイ
この二人の組み合わせは好きだ。
マスタングとエドは似ている、でもそう言ったら本人たちは怒りそう、と二人で意気投合するという内容。
確かにマスタングとエドはなんか兄弟っぽいところがあるなー
ウィンリィとリンとランファン
コール部分はウィンリィとリンのみ。
漫画ではあくまでも主従関係といった感じのリンとランファンだが、ここではランファンがリンに恋心を持っているとハッキリ描写されており、ちょっと話題になった会話。
耐え忍ぶ恋萌えといった感じでグイグイ突っ込むウィンリィが大変無神経だがいいぞもっとやれ。
ランファンはリンに恋心を持っており、リンもその事を察しているが、一族の事を考えてあえて知らぬふりをしている、という関係性だそうな。
これはゲームスタッフが暴走したのか、荒川氏に「そういう設定っすよ」と教えてもらったのかどちらなんだろう。
ウィンリィとガーフィールと……？
ガーフィールとスカーは同じ声優が兼役している事にかけたネタ。
対する人物が、ウィンリィから見るとガーフィールに見えるが、通りがかったエドから見るとスカーに見えるというカオスな状況。
ガーフィールとスカーの混ざり具合がすごいｗ
エドとロイ2
ギャグとカップルネタにあふれたおちゃらけタイトルコールたちの中ではかなり真面目な内容。
時系列としてはマスタングの部下たちが散り散りにされた後ぐらい。
ホムンクルスたちと連続で接触しつつもどこか余裕が残っていそうなマスタングの態度を疑問視するエドに対して「私にはまだ切っていないカードがあるからな」とマスタングが言うが、何のことだろう？グラマン？
アームストロング姉弟
アームストロング家に代々伝わりし芸術的タイトルコール。
オリヴィエは単独タイトルコールがないのでありがたや。
リンとランファン
タイトルコールを恥ずかしがるランファンに、リンが「この前三万人ぐらいの人の前で歌ったと聞くが」と中の人ネタを言いだす。
タイトルコールのネタを誰が書いているのか知らないが、かなりフリーダム。
リンとグリード
グリリンラジオネタ。「こういうのには慣れねぇ」というグリードに、リンが「横浜ではノリノリだったじゃないカ」とちゃかす。
グリードが「普段はクールなグリード様」と自称しているが、グリードはクールキャラなのか？ 本人はそのつもりかもしれないがむしろ熱血じゃないか。
スカーとメイ
緊張したスカーがタイトルコールの途中で舌を噛むｗ
会話にはシャオメイも登場。
人気取りには興味がないからと言って愛想のないスカーに対して「そんなだからいつまでたっても牛さんと同じ順位なんですよ！」と漫画の人気投票ネタを持ちだすメイ。
「私なんてスカーさんより、シャオメイより下の順位で……」
と悲しそうなメイにスカーが「すまない」と謝る。
この二人の組み合わせはなごむ。
人造人間たち
エンヴィー、ラスト、グラトニーの三人でタイトルコール。
グラトニーだけテンポがゆっくりで、エンヴィーがぶつくさ、それをラストがたしなめる。
出てきてはすぐやられるポジションだから強さを見せつけたいとエンヴィーが言うが、マスタングVSエンヴィーの『不倶戴天の敵』がいまだに攻略できないのでエンヴィーの強さだけはものすごく思い知ったよ……HPがありすぎて時間内に倒せない。
ラストは料理が下手らしい。
カップルネタが大変多かった。ゲーム本編のサブイベントでも多かったが、タイトルコールだけでも過半数にカップルネタがあるなー。カップルネタは書きやすそうだし受けもいいからかな。
ゲームの背中を託せし者、ゲームの暁の王子・黄昏の少女、漫画人気投票、ラジオ、パシフィコ横浜のイベント、中の人関連……など、漫画やアニメの本編のみ把握してる人だとピンとこないマニアックなネタも多い。
「あの時は〜」みたいにやや説明を交えながらの話ならともかく、ラジオネタはわからない人の方が多そうだ。わからなくても大丈夫な部分ではあるが。
鋼関係のゲームは「約束の日へ」が最後なのだろうか。
