完全版1・2巻を読んだ

紙質はやや良くなったかな。初期のカラーページは濃い。色合い的な意味でも密度的な意味でも。こなれてないけど絵にかけられる時間はたくさんあった、という感じだ。
書き下ろしがいくつかあるが、通常版収録の4コマや後書きは未収録。


文教堂に注文していた分が発売日から二日遅れで届いた。
フタバと有隣堂も特典がほしいが、近隣にない。
全18巻の予定になるそうだが、6巻を連続して買う事で手に入るというアニメイトの書き下ろしボックスは、全巻入れられるように3ボックス出るのだろうか。いまだにアニメイトはボックスの絵柄や仕様を出してくれないので買いに行きにくい。



書き下ろしポストカード以外は絵柄がランダムで、届いたのは107話扉絵と和服エドだった。



書き下ろしポストカードは、107話扉絵ポストカードよりも薄っぺらい紙だった。
ラースさんがちょっと白髪混じりのように見える。ラースとスロウス以外はみんな笑顔。


表紙は、イラストカバーとロゴカバーの二重構造になっていたので、透明なロゴカバーを外せば文字の載っていないイラストが見れるという構造だった。表紙サイズにあわせてイラストを大きくトリミングしているのではなく、カバー裏までちゃんと絵がまわっていたのも良かった。


透明なカバーは傷がつきやすいので注意が必要だ。昔、小手川ゆあの「ARCANA」の透明カバーを粗雑に扱っていたら傷だらけにしてしまった悲しい記憶が。


以下は書き下ろし部分などのネタバレ。


1巻・2巻共に、1ページ目にカラー書き下ろしがあった。
1巻は手パンをしているエドの全身像、2巻は斜め後ろからのアングルのアルの全身像。
毎巻、表紙キャラの全身像を描き下ろしていくのだろうか。エドは額がちょっと広すぎ。将来ハゲそうな前髪はエドのトレードマークの一つではあると思うがw

カバー下は、デザインが固まる前のキャラ原案ラフ絵。
エドはみつあみの髪型は当初から決まっていたようだが、連載当初のエドよりもやや幼い顔や、逆にかなり大人びた顔などがあった。「大人すぎた」とコメントされているエドはイケメン。最終回ごろにはこれぐらい育ったかな。大人びたエドは2点ともポニテで、若ホーエンハイムな香りがする。顔つきよりも機械鎧のデザインに時間がかかったそうだ。
アルは今よりもデザインが複雑だ。当初は裸にふんどしではなく、裸エプロンのような格好だったのか。ポニーテールも短め。wみたな口や、額の一角などはラフの時点から健在。


話と話の合間に白黒反転のラフ画が載っていた。これは書き下ろしだろうか、落書きを転用したのだろうか。絵柄は最近のものだ。カバー裏のラフ画とは違って、初期絵ではない。
・1巻のラフ画
・・マッスルポーズ(?)なグラトニー。
・・パッチンパッチン指パッチンを歌ってるマスタングと呆れてるリザ。
・2巻のラフ画
・・スカー。タンクトップでムキムキ。
・・髑髏を抱くラストさん。
・・敬礼ポーズのマリアとブロッシュ。
・・げへへへなバリー
・・刀を構えたスライサー

指パッチンなマスタングは、4コマ劇場での歌声が脳内に流れたw あれ、ちゃんとしたキャラソンとして発売してくれないだろうか。
髑髏を抱くラストは妖艶だ。本編で退場の早かったキャラが改めて見られるというのはいいな。
以後の巻でも、過労死しない程度に描き下ろししてくれる事に期待。