銀の匙第4話「春の巻4」の感想

今回は表紙。左上折れ曲がってしまっていた。
サンデーさんはいつまで「鋼の錬金術師」の作者である事を荒川氏の肩書にし続けるんだろうw 他誌の作品なのに。

1話の時といい、表紙での八軒は強気そうな顔だ。本編ではヘタレ気味なのに。
前回で「白いライバル」と書いてあったので、てっきり表紙の白馬の世話に手を焼いたりするのかと思ったが、案外素直な馬だった。


カラー扉絵で八軒とアキが仲良く乗馬デートしていたと思ったら、妄想落ちだった。
主線が木炭で描いたような感じで、背景が水彩っぽく、爽やかな絵だった。



爽やかな妄想とは異なり、八軒は現実では馬糞掃除に追われる。
糞だけでなく糞のまじった藁もあるのだと思われるが、馬糞の山がすごい。
処分はどうしているんだろう。堆肥にするんだろうか。
馬術部一年の、前髪が白い子が気になるのだが名前すらも出なかった。前髪白子さんも乗馬経験はあまりないらしい。畑作農家の子っぽいが、馬は飼ってないのかな。
夢がない事をコンプレックスにしていた八軒だが、とりあえずは「かっこよく馬に乗りたい」というのが夢になった様子。


馬糞掃除に疲れてちょっとやさぐれていた八軒だが、ゴールデンウィーク前日になって、初めて乗馬指導を受けることになる。
馬術部に入部したのは25日で、今年のゴールデンウィークは29日から。入部してから3日目で初めて一人で乗ったのか。

卵かけご飯が食べたくなった次は乗馬をやりたくなった。卵かけご飯に比べてハードルが高い!
馬に乗った直後は、おびえて馬にしがみつくような体勢だったが、背筋を伸ばした瞬間に視界が開けて風を感じる、という見開きの描写が清々しかった。
馬術部顧問は仏顔すぎて語りが変にありがたいw


相川はホルスタイン部に入部した。
ホルスタイン部は前回だけにしか出ないネタ部だと思っていたが今週にも引っ張ってきたか。
先輩たちはああだが、活動内容自体は真面目らしい。「授業以外でも家畜を見ていたいから」というのが入部動機だそうだが、馬術部とかよりも肉体労働が少なそうだからというのも理由かな?
獣医師希望なのに農業高校に入るのは入試に不利ではないかと思えたが、受精卵移植やクローン研究などの独自設備に惹かれて入学したそうだ。そこら辺の設備についてのエピソードもこれからあるかな。クローン技術という言葉にSF脳が刺激されたが、多分思い浮かべたのとはノリが違うだろうw

相川のこの意味深な言葉はなんだろう。何故か背景黒いぞ。相川がメインの回もこれからありそうだ。


校長先生が登場したが、コロポックルのように小さく、顔がかわいいw 
担任以外の先生陣の顔のふざけっぷりがすごい。

今週の『マギ』に出てきた「ハチミツちょうだい」とってるモンスター(?)と顔が似ていた。掲載順が『銀の匙』→『マギ』だったせいもあって、妙な部分のシンクロに笑ってしまった。


ゴールデンウィーク中、八軒のルームメイトたちは帰省する事になった。
「GW中はひたすら畑だな。うちなんて畑56ヘクタールだぜ。GW中に終わらんべ」
「…56ヘクタールって規模がいまいちわからん。札幌ドームいくつ分?」
「札幌ドームって規模がいまいちわからんが、マ●ロス一機分くらいだ」

ヘクタールや札幌ドームで言われるよりも、マクロスで例えられた方がわかりやすかったw 八軒はマクロス自体知らないようだが。
西川は1話のポスターといい、オタクキャラなんだろうか。今週で鞄につけているマスコットも、そう思いながら見てみるとランカ・リーに見えるような。


ラストページで、アキがゴールデンウィーク中に遊びに出かけないかと八軒を誘う。冒頭での妄想が実現し、次週はアキとのデート回……か?
だが、部活のために寮に一郎も残る描写があるし、二人きりでの外出ではなく、一郎もついてきそうな予感がぷんぷんするぜっ! 次週の冒頭で、目論見がはずれてうなだれている八軒の姿まで見えてくるようだ!
これで普通に二人きりのデートだったら八軒さんにごめんなさいする。



出張してきた絶望先生でネタにされていた。
「金属加工」は『鋼の錬金術師』とかけたのか。
工業高校で金属加工する漫画といえば『とろける鉄工所』だな。基本的には鉄工所の話だけど、工業高校編もあった。



抽選でシャツがもらえるらしい。漫画グッズというよりも「銀の匙」という料理店の従業員が着てそうなデザインだwww ホルスタインって書いてあるから焼き肉店っぽい。
デザイン的には『アラタカンガタリ』や『戦国八咫烏』が好みだったが、銀の匙を第一希望にして申し込もうかな。1枚のシャツにつき50名にしか当たらないそうなので競争率が高そうだ。