RAIDEN-18 エピソード3の感想

掲載されていた「サンデーGX 1月号」の発売が12月だった事に驚愕した。もうそんなに月日が経っていたのか。
クラブサンデーにて4月5日から無料公開するとの事。



今回は、純正国産品VSパチモン海賊版がテーマ。
今までも背景の看板が日本語だったり登場人物の名前が日本名だったりはしたが、国がどうとかあまり関係のない異世界風の世界観だと思っていた。日本が舞台だったのか。


カラー見開きの本棚には「***人体の急所」「解剖大全図」「BODY CUT」「よくわかる解頭術」「アナタにもできる切断」「処置術」と相変わらず物騒な本が並んでいるw


サブタイトルは「ライデソ-18」。
雷電18号の粗悪な海賊版であるライデソと、タチバナ博士の名を騙るパチバナさんが登場する。
ライデソは本物に比べるとずいぶん貧相。一方でパチバナは本物よりもいいお色気具合。

いいちちしりふともも チャイナドレスは正義だと思いました。
タチバナが推定年齢数百歳のわりにボディラインは少女のようで色気が欠けるかわりのように(別に貧乳じゃないが)、エピソード1のジュティーム2号などゲストキャラは巨乳でエロスなのを出してくるなー エピソード2で前面に出張るゲストキャラはおっさんだったが。
ライデソについては「粗悪な海賊盤なんてほっときゃいい」と言っていたタチバナだが、パチバナの容姿を知ったとたんにムキになりだすw タチバナは不老不死的なものになるために自分の体を多少いじってるのかもしれないが、美容整形には手を出していないんだろうな。容姿を比較してはじめて闘志が芽生えたぐらいだし、彼女の姿は多分天然物。


ドクダミの人は名前つけないんだろうか?
名前がないのをネタにしてずっと名前がないままになるんだろうか。
ドクダミの人の、いちご柄のネクタイはどこで買ったのだろうw
パチバナに会うために飛行機に乗る際、雷電18号とドクダミが家電扱いで貨物室に乗せられるところは、鋼の錬金術師でアルフォンスが羊と同乗させられるところを思いだしたw


パチバナの台詞の独特の字体は、海外で見られるという、日本人観光客向けの妙な日本語広告が元ネタなんだろうか。パソコンでエンコード設定をあわせずに海外サイトを見た時の文字化けとも似ている。昔は文字化けがよく起こったけど、最近は文字化けサイトに遭遇しないなー ブラウザが進歩したのか。


ライデソの体内に段ボールが入っているというネタに段ボール肉まんを思いだしたが、ふと調べてみたらあの事件は2007年に起こってたんだな……もう4年も前か……ぎゃあああ
ここまでは、チャイナドレスやら段ボール肉まんやら繁体字っぽい台詞表記やら、パチバナのいる国は中国っぽく描かれてはいるものの、明確に「ここは中国」とは書かれていないのでギリギリセーフな感じだった。
が、毛沢東キョンシーにされてるって展開はアウトじゃなかろうかw
「もう・たくとう」でも「マオ・ツォートン」でもなく、あくまでも「けざわひがし」だからいいのか? 中国の偉人は茶化すとガチで危なそうなイメージがあるのだが、もっと風刺に特化した作品ではより突っ込んだネタとかもありそうだし問題ない範囲なのかな。



完全に一致。
「マオ」とか言われるとたるんだ体のおっさんなのになんか可愛い。けざわひがしと言い張らなくて大丈夫なのかマオ。


ノリがさっくり軽いが、パチバナのつくったクリーチャーってほとんどは一般人を拉致殺害した末に造られたものなんだよな。パチバナかわいいよパチバナと思ったが、地味に彼女は大量殺戮犯なのか。
雷電18号に倒されパチバナは拉致していた人々に逆に捕まり「こき使ってやる」と言われていたが、あまり殺されかけた事への怒りが感じられないw 色々と扱いがメレンゲのように軽い。だがそれがいい


最後、ドクダミの人は背中に取りつけたソーラーパネルタチバナ家の電気を賄うべく屋根に寝っ転がっていたが、ライデソ倒しに貢献した事でタチバナにちょっと認められたんだろうか。屋根の角度が急すぎて拷問っぽい姿だがw



雑誌に封入されていたペーパー。
他作品がああだし、次回のエピソードは更にはちきれてくれ。


サンデーGXは初めて買う雑誌だったが、雑誌名を意識した事がなかっただけでけっこう知っている漫画が多かった。
正義警官モンジュ』は、警官ロボットの動力が体内の原子力で、放射能漏れが起きる恐れもあるという設定だが、今のご時世では大丈夫なんだろうか。ドラえもんの動力も原子力ではあるが、モンジュはタイトルからしてストレートに「もんじゅ」だから自粛打ち切りとかにならないか怖い。
『WESTWOOD VIBRATO』は片足が義足の楽器修理人、という主人公の設定が気になって帯買いした。戦争で片足を失い、頭部にも負傷を負ったが、その怪我がもとで楽器に宿る思念をサイコメトリーできるようになった、という主人公の過去と毎回の話作りがツボだった。